RO浄水器って?
RO(逆浸透膜)浄水は様々な分野で応用されている浄水方式です!
逆浸透膜は浸透圧の原理を応用したものです。当初は飲料水の脱塩化のための新しい方法として1950年代に開発されました。 そして現在では、製薬や人工透析の医療分野、半導体洗浄や設備冷却用 の工業用、
ミネラルウォーターや海洋深層水精製のための食品用、他にも化粧水のための美容用など用途は多岐に亘っています。 この浸透圧現象を起こす「半透膜」は0.1ナノメートルという超微細な孔に水分子レベルだけを通すもので、浄水器用フィルターとしての素地は 他の素材より圧倒的優位性を持つものなのです。
逆浸透膜
上図のイメージのように、RO(逆浸透)膜が持つ孔は、0.1nm(0.0001μm)しかないため有機物や化学物質等の、サイズの大きい物質はRO膜を通過することができません。水分子と共にRO膜を通過できるのは、イオン状になったミネラルの中でも、微小サイズの単純ミネラルが水分子の量に対しに対し2~5%程度通過できるだけで、またそういったミネラル類は良くも悪くも人体にとっては影響の考えられない種類と量です。
水分子に付いて見ますと、クラスター(水分子が水素結合で結びついてできる集合体)の大きいものは、
RO膜の孔によって一旦クラスターが切られ、再度結合する時に気体(空気)をはさみ込みます。
そのため、人体に負担の少ない軟水(純水)であることと共に、非常に喉越しの軽い飲料水になります。
この点でRO水は空気水といえます。
RO 4連システム

衛生環境に対し非常にデリケートなため、欧州で実績の豊富な
SIS system にて汚染から防御します。
- (1)セジメントフィルター
- : 5μmの不織布フィルターで、単純な汚れや大きな異物をストップします。
- (2)プレカーボンフィルター
- : 活性炭フィルターで、残留塩素を吸着除去し一定レベルまで低減します。
- (3)RO(逆浸透)膜
- : 0.1nm孔の高分子膜により、水分子と不純物を分離します。(150GPD)
- (4)ポストカーボンフィルター
- : ココヤシから作られた活性炭で、残留気体(臭気)を除去し、さらに
味を調整し美味しい純水に変えます。 - (5)SIS system
- : 電気的処理にて、貯水タンク内を継続的に抗菌化します。
■外的影響に弱いといわれる純水は、(1)~(5)の工程を経ることで初めて、ヘルシー&セーフティーな飲料水となります。
浄化方法による比較

日本では、一般的に中空糸(UF)膜フィルターや活性炭を使った浄水器が使用されています。これらの方式との「逆浸透膜方式」の違いを左記の図に示しています。0.0001ミクロンという孔で、従来の浄水器のフィルターでは除去しきれなかった不純物や有害な物質も95~98% 除去します。